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お陀仏街道道中記

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介護の日々
妹の礼子さん


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 ・・・ お陀仏街道道中記

 
  (2008.05.16)

世論調査 2011.10.07
今日爺ちゃんに世論調査員がきた。杉並区の20人に爺ちゃんが選ばれたのだ、全国の2000人中の一人!!大当たりだ。娘がさすが爺ちゃん強運だ!と言っていた。 調査員に爺ちゃんに質問したいと言われたので耳が遠いから私が代わりに答えるというと本人さまにじかにというので寝たきりだがというとかまわないというので部屋に通した。 質問されていないので認知症とは答えなかった。 年齢を聞かれると91歳だが八十なんぼと答えた。 最終学歴を聞かれると胸を張って早稲田大学と答えた。 好きな外国は?アメリカ ドイツ イタリア と答えたので三国同盟か!と思った。 今後大事に付き合う国を聞かれたので アメリカ シナ! さすが爺ちゃんと思いました。支持する政党には自由党 野田政権については?どうもかっきりしない。 小沢さんの金の問題はと聞かれた。 爺ちゃん小沢さんという政治家どうおもう? 頑張ってほしい?辞めてほしい?頑張ってほしい・ 知ってか知らぬか けっこうまとも?に答えていました。 世論調査に認知症の爺ちゃんも参加しました。 誰でもいいのね。けっこう アレだね。
エクソシスト 2011.11.01
爺ちゃんに悪魔が憑いたようになった! いやはや いずれ私もこのようになるのか・・・・ 仏門に入りたくなった。 仏の道に入ったって所詮肉体を持つ身だ。痛い痒い暑い寒い冷たいから逃れられないのだ。 心頭滅却すれば火もまた涼しいなんて程遠い次元でございます。 最近ショ−トステイにいけるのはいいが どうなんだろうか? 我が家のヘルパ−さんのほうが愛情あるかな? ショ−トの若い兄さん姉さん 馴れないしな。 人間家業も修行の連続であります。
爺ちゃん入院か? 2011.11.15
やや重篤、入院しないとお陀仏だ。 まだ声も元気だし意識もしっかりしているから助けたい。私のくちから入院が出るとはおもわなんだ。 人間摩訶不思議・自分の変化に驚く。 6年前 お陀仏を願っていたのに。爺ちゃん長生きしてね。
爺ちゃん入院しました。 2011.11.15
緊急入院できました。差額ベッド代二万千円。 仕方ないよ・点滴して回復すればいいが駄目なら しようがありません。爺ちゃん頑張れ!とりあえず点滴して即 声も大きくなったもよう。 一安心。
延命爺ちゃんついに・・・・ 2011.11.22
病院で点滴しながらバカ野郎!!怒鳴る元気爺ちゃん 点滴様様おかげさまだ。 しかし飲むこと食べることを受けつけなくなった。家に帰るには遺漏するしかない。 胃瘻することを承諾した。反応が良いから死なすのは惜しいからという理由だ。 私が婆さんならもう いいよ、だ。
続爺ちゃん 延命やめました 2011.11.29
今日沼津に向かう道中娘に爺ちゃん延命のため胃瘻するから賛成だね?と聞くと 私は反対。理由はかわいそうだ。もう口から食べられなくなるなんて生きる意味がない。といわれ入院してこのかた 家族の側にたって延命しかないと思ったが、爺ちゃんの立場に立つともういい。十分だ。私が爺さんだったら胃瘻はNO!!だ。爺ちゃんの側に立つ考えが欠落していた。きずいた! 爺ちゃんが可愛くなった。がこれ以上生きていただくことは私の愛という名の執着心だ。欲を手放せ!あの世にもっていかれないものを手放す訓練だ。 欲が悩みの種だ。欲から離れると楽になる。爺ちゃんの介護はいろんなことを教えてくれる。 というわけで延命よさらば!命のカウントダウンに入りました。
爺ちゃん最終章へ 2011.12.06
都内でも指折りの最低病院だったが爺ちゃんを生かしてくれたので良しとします。真面目に介護にと入り組んでいればいい病院悪い病院くらいはまたは先先を読んでいい病院へと続く過程を歩めたはずだがこちらふまじめ手抜きなので悪い病院にあたった。 ボッタクリバ−より悪いところでした。賢い真面目な皆さんは同じてつを踏まないでもらいたい。 楽楽介護から看取りの段階にきたので精一杯の介護へと突入しました。 吸引と酸素呼吸と点滴 と体位交換 水分補給 話しかけ  爺ちゃんすっかり弱くなって声も出ないのだ。 吸引は母は植物人間だったから 気管切開で楽だったが今度は爺ちゃん口を閉じるは頭をイヤイヤするは大変であります。 まともに吸引もままならない。下手であります。 娘の下手な吸引及び腰を見て将来私が寝たきりや植物人間になっていたら 下手な吸引に激怒して跳ね起きて バカヤロウめが 吸引はこうやるんだ!!!!と怒鳴って起き上がるにちがいない。 あああ 何時か私も吸引するたびに亀みたいに涙こぼすのだろうな・ああああ〜
爺ちゃん最終章2 2011.12.08
奇跡の小康状態。病院から戻ってから 普通に穏やかなのです、おとといは医者から時間の問題と言われ医者も 死亡診断書準備したのに・・・その日 夫 義弟 私 娘 ユノさんの見守るなか爺ちゃんは一生懸命アゴで呼吸していた。こんなにあっけなく死ぬんだと思っていました。夜中爺ちゃんが突然大きな声を出して目をむいてあらぬ方角(あの世とこの世のハザマか?)を見て何かいいたげだったので私が爺ちゃんあの世(指差し)行くのか?と聞くと首を振ってイヤイヤをした。それいらい呼吸が落ち着いている。しかしほぼ点滴なしの飲まず食わず。明日今後の方針がきまる。頑張れ爺ちゃん死ぬのは早いぞ!だいたい先日尋ねた霊脳者は95まで生きると言ったのだ。あたるか?あたれば嬉しいけど。今まで生き死にはあたった試しがないのだ。 毎晩 吸引あるので娘が爺ちゃんのベッドサイドで寝て夜中に吸引してくれる、ありがたい。吸引下手だが二人いると介護も楽です。 しかいイザというとき力強いのは訪問看護師だ。みんな人間性あふれしっかりして優しい。役にたたないのが(こういう場面に遭遇していないので ケアマネとヘルパ―)夫婦なら離縁ものだが 今更変えても・・・・ここは我慢のしどころ・育つのを応援するしかない。地域の介護保険適用外のヘルパ−にも参加頼んだ。 猫の手も借りたいので人手は多いほうがいいのだ。 おおぜいで看取りしないと家族が倒れるのだ。 関わってくれる皆さんに感謝です。
爺ちゃん最終章3 2011.12.09
悲しかったこと・ ヘルパ−会社の社長から ヘルパ-は医療行為できないしやっていいる O病院のヘルパ−さんに今後お願いしたいといわれたこと。 今まで六年間の付き合いは何だったのか!と思いました。 がっかりしたのです。 替わったほうが良かったのかな。今日ヘルパ−さんが着ましたが不安だったのでしょうがいつものようにではありませんでした。 医療行為は出来る人に頼みますが あまりにドライなヘルパ−事務所にがっかりしました。いつもどおり 土さん!! と爺ちゃんに反しかけてほしかったのに。他人行儀でよそよそしい。淋しいなあ。
爺ちゃん最終章3 2011.12.12
爺ちゃんのお気に入りのヘルパ−さんたちが入ってくれてありがたいです。 私から見ると 天使です。 好きな人たちに世話してもらいたいですもんね。 相変わらず小康状態。吸引が取れない。看護師さんが来ると沢山吸引される。命綱ですね。 床ずれ予防マットレスに変えましたがなれないので 埋まってかえって逆効果に思えるが 慣れよう。こういう変化には即対応していくのが肝心要。過去をいつまでも振り返っても無意味。 新しい爺ちゃん。新しい環境。
爺ちゃん最終章3 2011.12.12
相変わらず意識はあるが 舌根沈下もたまにある。マクラはずして 体位交換。おしっこは100から150くらい。飲まず食わずで良く出るもんだ。結局高級床ずれマットで上腕が赤くなったので今更普通のマットに変えるのは爺ちゃんの体力も大変なので人間のてになる体位交換。病院の医者から六日ももたないといわれ無理やり退避してきた。七日間・息の詰まる日々でシタ。タ−ミナルと判断し 家族一丸の介護。1月一日生まれなので何とかもたせたいものだ。 天使(へるぱ-さん)が来て優しくしてくれるので気が休まります。
爺ちゃん 2011.12.18
相変わらず 目が離せない状態ですが落ち着いています。 今週から看護師が毎日来なくなるらしいがケアマネから一切連絡なしこちらの様子もきくでもない。 飲まず食わず点滴せずから今日で十四日目。おしっこ毎日100CC 床ずれも快方に向かっています。 むくみもリンパマッサ−ジのおかげでよくなってきました。 頑張れ爺ちゃん。
爺ちゃん 2011.12.18
一昨日  呼吸が何度も止まり危篤状態になった。 私がお茶を飲ませ吸引して体位交換したあと即下顎呼吸となって こりゃダメダと思ってDRと看護師に電話するとすぐ看護師が来てくれた。そして時間の問題と言われました。葬式 きる者の 手筈を覚悟してくださいといわれた、血圧60 脈弱し酸素60パ-セント 早稲田の校歌を聞かせると顔が真っ赤になって脈もフレだした。 私が大声で校歌を歌い。あんたはがんばった。えらかった。 優秀だと激賞した。結果持ち直した。頑張れじいちゃん。 誉めると命が永らえるのか?
旅立ち 2011.12.21
爺ちゃんは91歳で12月21日冥途へ旅立っていきました。

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